三田村印章店

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藤本胤峯先生について
2006年冬コミのお客様へ
煕菴の想い
 章は芸術品でなく、実用品である。

よって私も芸術家でなく一職人である。
しかし、この職人が この国から姿を消そうとしている。
いや消されると云った方が正確であろう。
手で彫った美しい印章よりも コンピューター彫刻機で削られた安物を買うことを 美徳と考えた人たち、消費の常識に犯されたこの国・・・・
それによって長年の修行の末に身につけた腕を振るえなくなってしまった。
章は人生の大切なパートナーであり、あらゆる持ち物の中でもっとも大切なである。
これを百歩譲ってすばらしい文字を得て、よい判下を書けたとしても、これをスキャナーで読み 彫刻機 で彫れば、気迫と気品は生じる筈もなく、平々坦々とした凡作に終わる。
これを人生のパートナーとして重要な契約、高額商品の購入に使えるだろうか。
刀を正しく研ぎ、これでよしとするまでには三年。 刻技にまた五年。
文字を自由に変化応用出来るのは 十年以上であり、しかもその道は無限につづく。その道を 私はあえて歩んでいる。
鼎甲会発足
その手づくりの良さを消費者の皆様にアピールする為に集まった「鼎甲会」(ていこうかい)。この会は、 平成12年9月2日の 『中小商工業フェア』 にて立ち上がった。

 メンバーは、和歌山の石井良典・滋賀の斉藤江湖・そして私、大阪の三田村煕菴。この三人は、ライバルであるが、同じ志を持った各々大臣賞や競技会での金賞を有する強者である。
興正寺代替法要
会の名は、共通の師 辻成軒先生(日展作家)より拝名致しました。「鼎」は、古代中国に於いて祭事に使用された三本足の食器で、帝位の象徴とされ、「鼎甲」には「盛大にして傑出すること」という意味がある。
京都 興正寺 奉納印
 鼎甲会では 平成14年4月初旬、京都の 「興正寺」宗主代替わりの法要に境内で実演販売をおこなった。

 また私的には大阪市内の「住吉区佛教会五十周年講話」の会場で 手彫印のアピールをおこなった。

 平成14年2月3日には 大阪天満宮境内でおこなわれた「七幸まつり」に出展の大阪府印章事業協同組合天満支部に招かれ、実演販売をおこなった。

毎年参加している大阪府技能士会連合会が主催の「技能フェアー」には篆刻教室講師として落款印づくりのお手伝いをさせていただいている。

 その一方で若者文化の発信地「コミックマーケット(コミケ)」にも(株)サムトレーディング社 のご好意により参加させていただいている。

 ここでは、今まで彫らなかった様な新しい形や「西夏文字」「トンパ文字」まで刻した。若者が自分の個性をアピールする手段として印を利用してくれる姿を見ると、印章文化はまだまだ存続すると希望が持てます。

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